6月上旬、アメリカ・アイオワ州デモインで開催された世界最大級の養豚展示会「World Pork Expo 2025」に初出展しました。
World Pork Expo(通称WPX)は、北米・中南米を中心とした養豚業界の関係者が一堂に会する国際展示会。機材メーカー、動物薬品メーカー、販売代理店、研究機関などが最新の技術や製品を紹介する場です。Eco-Porkはこの世界的な展示会に初出展して、ピッグデータステーションをPRしました。

大注目のPDS

PDSは豚の頭数カウントと体重推計をリアルタイムで行うAI搭載の自社開発カメラソリューションです。

主な機能
・通路上に設置したカメラで、通過する豚の頭数を自動カウント
・豚の体重をカメラ映像から自動推定
・履歴データを一括管理し、在庫管理や分析に活用可能

養豚の現場で「面倒だけど非常に重要」とされる頭数確認・体重測定業務を省力化・効率化することを目的としています。
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会場の反応と手応え

展示ブースでは、アメリカや中南米の生産者のみならず、現地ディーラーや大学の研究者など多様な来場者が訪れ、PDSの仕組みやユースケースについてさまざまなご質問をいただきました。中でも注目を集めたのは、実機を使ったデモンストレーションです。
来場者が豚模型を引っ張り、カメラ映像を通じてリアルタイムで体重が推定・表示されると、あちこちから「Oh! Amazing!」という歓声が上がりました。

特に印象的だったのは、「頭数カウント機能」に対する高い評価です。大規模農場が多いアメリカでは、頭数管理そのものが大きな課題であり、「これがあれば本当に助かる」といったコメントが数多く寄せられました。

出展を通じて

今回の出展は、Eco-Porkにとって初のグローバル市場向け発表の機会であり、製品の訴求力と市場ニーズの双方をリアルに把握する貴重な経験となりました。今回得られたフィードバックを基に、PDSの機能改善や販路展開を進めていく予定です。現場に根ざした製品開発を続けながら、「世界の養豚現場に貢献できるテクノロジー」として成長させていきます。