農林水産省「中小企業イノベーション創出推進事業 (SBIRフェーズ3基金事業)」に約6.2億円で採択

2024.02.09

Press

Eco-Porkは、農林水産省「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR、フェーズ3基金事業)」(以下、「SBIR」)に採択されました。本事業は「AIトレーナー搭載DX豚舎を用いた肥育豚統合管理システムの実証」をテーマに提案を行い、交付金額約6.2億円の採択を受けました。

◆ SBIR大規模実証の取組とその背景
日本の養豚業は、昨今の飼料価格高騰による生産コストの増加や人手・後継者不足の課題に直面しており、養豚生産の持続可能性が問題になっています。Eco-Porkは、豚の生体データ・環境データとAIを組み合わせた技術を用いて、養豚生産の課題解決に取り組んでおります。今回採択されたSBIRでは、スマート技術を利用した画期的畜産技術の実証として、実証農場を設立し、ICT・IoT・AIの活用による豚の生体情報の分析および飼育環境情報の可視化を通じて、省力的かつ豚が快適に育つ飼育管理を推進するとともに豚肉の生産性向上を目指します。

◆ 農林水産省中小企業イノベーション創出推進(フェーズ3基金事業)について
農林水産省が造成した「中小企業イノベーション創出推進事業」では、スタートアップ等が社会実装につなげるための大規模技術実証(フェーズ3)が対象になっています。第1回公募では、111件(139社)応募のうち、25件(29社)のプロジェクトの採択結果となっており、公募テーマの内、畜産分野を対象とした「スマート技術を利用した画期的畜産技術の実証」における採択はEco-Porkのみとなっています。

webサイト:https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/231228.html

Eco-Pork  https://eco-pork.com/

”次世代に食肉文化をつなぐ”を企業理念に掲げ、養豚の生産性向上と環境負荷低減を両立させるデータソリューションを提供し、世界のタンパク質危機回避と畜産業の環境負荷問題解決に取り組むインパクトスタートアップ企業です。養豚の全てをデータで可視化する養豚経営支援システム「Porker」および、関連するIoT機器を開発・販売しています。「Porker」は現在、国内養豚農家の約11%のシェアをもち、年間160万頭のデータを蓄積しています。「グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業」(2021年度)、農林水産省「令和2年度・令和3年度/令和4年度・令和5年度 スマート農業実証プロジェクト」などに採択されており、2023年には経済産業省からJ-Startup Impactの1社として選定されています。

 

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